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先天性白内障で手術を受け、無水晶体眼になったマアちゃん。生後三ヶ月からのコンタクトレンズ奮闘記。
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生後二ヶ月のマアちゃんは手術後すぐにコンタクトレンズをつけて生活しなくてはなりませんでした。「物を見る」環境をつくっておかないと、目が「物を見ようとしなくなる」のだそうです。水晶体に濁りが広がったままの状態もそうですが、手術後に水晶体をとってしまった後も「極度の遠視」という状態だそうですから「物を見る」環境としてはかなり悪い・・・そういった状況が長く続けば弱視になるのだそうです。
 手術は早いほうがいい。そして早急にコンタクトレンズで環境を整えてやることが、マアちゃんの今後の視力の伸びを左右するのです。・・・が、コンタクトレンズ・・・生後数ヶ月の赤ちゃんに毎日のつけはずしは当然本人ができるはずもなく、親がすることになります。この特訓を受けました。

 最初、先生がやってみせてくれた時には
「え? これ、私がすんの?!」
って思いましたよぉ・・・。左手でマアちゃんのまぶたの上下をググッと開けて右手でレンズをすべりこませる・・・当然、当の本人は泣き叫んでるわけです。
でも、ここでひるんでなんかいられない。マアちゃんを早くこのグルグルから解き放ってあげるためにも(生後二ヶ月とはいえ泣くと手足をバタバタさせるので、病院の処置室によくあるマジックテープの拘束帯でミノムシ状態にされているのです)、そして何より早く手術の日程を決めてもらう為にも、何度も何度もコンタクトの着脱を練習しました。
手術後の目はとても弱くなっていて、黒目の部分を押さえてしまうと失明の危険もあると聞かされました。
「そんな目にコンタクトレンズをはめるなんて・・・素人がしてもいいの?! でも母親だし当然よね、毎朝毎夕コンタクトの着脱に病院に通ってやってもらうなんて不可能なんだし。」
心の中でそんな葛藤を繰り返しながら、汗だくになって練習しました。
私がコンタクトを着脱できなければ、手術をしてもマアちゃんの視力が上がることはなくすべてが無意味に終わってしまうのです。
 特訓が終わって部屋を出るときには、マアちゃんの両まぶたはいつも真っ赤にはれあがっていましたっけ。

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自己紹介:
三人娘のママ。
長女オオネエ(大きいお姉ちゃん)・・小学1年生
次女チイネエ(小さいお姉ちゃん)・・幼稚園年長さん
三女マアちゃん・・幼稚園年少さん
三人三様、笑って泣いて怒って・・・ドタバタと毎日が過ぎていきます。
このブログでは、三女マアちゃんの先天性白内障、無水晶体眼について記録しています。
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